母(患者)の思い

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人前に出るのがいやになっていたので手術を決意したのですが、とにかく疲れましたし怖かったですね。

命を落とす可能性はきわめて低いことはお医者さんから聞いていたのですが、それでも怖いという気持ちは全く消えませんでしたよ。

担当医や執刀医が名医でもそれは同じでしょうし、片側顔面痙攣の手術(頭の手術)じゃなくても、手術と聞くと怖いと思う人は多いのではないでしょうか。

そういえば、結果的には私の聞き間違いだったらしいのですが、自分自身が認知症になるのではないかという恐怖がありました。

なぜそのように思ったのかといいますと、手術が終わった後のICUの中で、看護師さんが私の顔を見ながら「○○さん(私の名前)は認知症になるらしい。残念よね。」と言ってたからなんです。

もちろん今となれば、そんな言葉を看護師さんが口にするとも思えないんですが、今でもしっかりとそのときの状況が頭に描けるんです。

ですから先生に「正直に話してください。家族にはいえないのかもしれませんが、私には正直に話してくれませんか?認知症になる可能性はあるんですか?」と退院の前日に聞いたんです。

すると先生は「そんなことはありませんよ。それに看護師がそのような話を本人を目の前にして言うことは絶対にありませんよ。もし言ったのであれば、何かの話題の中で認知症という言葉が出てきただけでしょう。」と言われました。

それを聞いて、かなり安心しましたね。

自分は看護師さんから認知症になると言われたと思い込んでいたので、手術が終わった翌日から、すごく不安だったんです。

頭の手術をしていることと「認知症になるかもしれない」という言葉を看護師さんが発したと思い込んでいたことで、おかしな発言をしていると夫や子供に思わせてしまったのでしょうね。

「認知症になるかもしれない」「頭がおかしくなるかもしれない」「物事を考えられないかもしれない」

そのような考えが頭を支配してしまいました。

ですから「夫は私など忘れて幸せになってほしい」「子供に迷惑をかけれないから病院へ入れてほしい」「今の私を覚えていたいからノートに今の記憶を残しておきたい」と正直思ったんです。

手術が終わった日と翌日は、頭の中で警笛をならすような「ワンワン・モンモン」という激しい音がしてましたよ。

さらに、耳元ではセミが鳴いているような大きな音が鳴っているし、耳たぶはものすごく熱いし、体に力は入らないし。

そのような状況だったので、不安で不安で仕方がなかったのですが、話す元気も無く、先ほども書きましたが、自分はこのまま物事を忘れていってしまうのだろうと思っていましたよ。

この頭のワンワン・モンモンした感じや耳元でセミが鳴いているような大きな音や、耳たぶがものすごく熱いのが一生取れないんじゃないかと思ったんですよね。

とにかく不安だらけ。

いっぱい喋りたいんですけど、集中できないんですよね。

あまりにも頭がワンワンするので看護師さんに伝えると「痛み止めを使ってみますか?」と言われました。

そして、使ってみたのですが、あまり変化がないような気がしましたね。

「ワンワン・モンモンした状況に何故痛み止め?」と思ったのですが、ワンワン(ワーーンワーーン・モワモワ・モンモン)とした感じは痛みらしいです。

看護師さんの話によると、ズンズン(ズーンズーン)、キンキン(キーンキーン)、カンカン(カーンカーン)、ドンドン(ドーンドーン)などと表現する人もいるそうです。

中には普通に「頭痛がする」「頭が痛い」と言う人もいるそうです。

頭の中の痛みの感じ方は、人それぞれのようですね。

痛みって、切ったときや、打ったときや、叩かれたときや、つねられたときや、引っかかれたときや、すりむいたときなどに感じると思うのですが、それらの痛みの感じ方とはとは全く別物。

ですからあなたやあなたの知り合いが手術後に頭の何らかの違和感を感じた訴えたりしたら、すぐに医師か看護師に言うべきだと思いますよ。

そしてその症状を医師や看護師に判断してもらって、必要なら薬を使用した方が絶対に良いですよ。

「痛みとは違う」「そのうち消えるだろう」と思っていると間違いです。

私は手術翌日は薬(座薬)を入れてもあまり変わりませんでしたが、術後、数日経ってからワーンとしたときに薬(内服)を飲むと、和らいだり消失したりするようになりました。

そういえば、手術するときにのどに太い管を入れられているのですが、抜いた後もしばらく痛かったですね。

そんな状況の中、翌日から普通の御飯が出てきたんです。

食べようと思っても、痛くて飲み込めません。

私は「お粥にしてください」とお願いしました。

このときは「いきなり硬い普通の御飯ってありえないんじゃないの?」って、ちょっとこれにはびっくりしたんです。

でも冷静になって思ったんですが、当然のように硬い普通の御飯が出てくるということは、食べれる人がいるっとことですよね?

となると、あんな太い管を入れれたのに喉が痛くならなかったってことなんでしょうね。

もしかしたら、痛いのに我慢して食べているのかもしれませんが。

痛かったといえば、おしっこを出すために尿道に入っていた管を抜くときですね。

ちょっとつらかったですね。

男性は女性よりもきついらしいですよ。

私は、手術2日後の夜から、看護師さんに付き添ってもらってトイレに行けるようになったのですが、思っていたよりもふらつかなかったのでよかったですね。

子供から「めまいが起こる可能性もある」と聞かされていたのですが、問題なしでした。

日を追うごとに頭痛は和らいだのですが、完全に取り切れないのが気になって、回診の時には毎回医師に聞きましたよ。

すると先生は「それはすぐには消えませんよ。時間をかけて徐々に落ち着く人もいますからね。」と言われました。

眼の違和感に関しても「きっと、徐々に落ち着いてきます。」と言われました。

信じるしかないですよね。

数日経つと頭痛(頭がワーーンとした感じ)よりも耳の後ろの切ったところが痛むようになりだしたんですよ。

「いつになったら痛みから解放されるんだろう」と思いました。

そういえば、ホッチキスで傷口を止めていたのをはずす時に、お医者さんが「痛いですからね。痛いですからね。」と何度も言いながら取っていたのですが、そうでもなかったですね。

今日で手術を終えて2週間なのですが、まだ眼の横の痙攣はあります。

特に夜寝るときになるとピクピクとします。

無いときには数時間無かったりするんですけどね。

そして、頭の痛みもまだありますね。

それほど強くはないのですが「ワーーン」と襲ってきます。

痛み止めを飲もうと思っているのですが、我慢できるから飲まないでいるんですよ。

でもそれが「不眠につながるのなら飲んだ方が良いよ」と言われたので、今は頭痛(ワーーン)がしたら飲むようにしています。

瞼(目蓋・まぶた)の痙攣にしても頭痛にしても完全に消失してくれれば良いと言うのが本音ですね。

「手術もしたのに」って思っちゃいますよね。

「もしかしたらこれくらいの状態なのかもしれない」とも思ったりするのですが、まだ手術を終えて2週間ですからどうなるか分かりませんよね。

今後については息子が書いてくれるというので「退院後の経過」の1週間後以降を見てくだされば分かりやすいのかなと思います。

最後に子供から「再発したらどうする?」と拷問のような(笑)質問を受けたのですが、正直なところ「もうしたくない」ですね。

もちろんそれは今の気持ちですよ。

ですから、絶対に考えたくはありませんし再発もしたくありませんが、そうなったときには分からないですね。
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コメント

1■はじめまして

マフィンのブログにお越しくださり有難うございます。手術お疲れさまでした。
私も昨年の四月に手術をしました。
術後は、とても体調が良くて頭痛からも開放され復活したかもと思うと、翌日は、酷い頭痛で寝込むということがありました。
良くなったり、悪くなったりを繰り返し回復していき
ました。ですのでどうぞ焦らず療養してください。
最近は、痙攣もほとんどなく落ち着いていますが、
結構、術後もピクピクしていました。
しかし、術前に比べたら雲泥の差で元気に働いています。確かに再発のことを考えないことはなく不安ですが、今は、手術をうけれてよかったと思います。

2■Re: はじめまして

>マフィンさん
コメントありがとうございます。

そして貴重なご意見をありがとうございます。

マフィンさんのコメントを見ていると、ついつい自分自身が一番あせっているのではないかと、思い知らされました。

母も、術前に比べたら雲泥の差で、表情に変化が見られています。

慌てず、のんびりと待つことにします。

母に「どう?少しは良くなった?」といつもいつも私は聞いているので、それもストレスになってしまう可能性ありますよね。

本当に、貴重なご意見をありがとうございました。

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